問い

 

ここにある写真がいい写真であるかどうかなどを、ことばにして語れるのが写真評論家の力量であり役割だと言えないことはない。


ことばで表現するということは普通に考えれば論理化することであり、そのための方法(論)が必要となる。


むろんコラム的な好き勝手に解釈するというのもありだが、こればかりだと対話することは難しく、あまり生産的なものではない。


写真に関する記述は経験則的なことが多く、面白いものも多いが、例えば私の考えた最強の写真でもいいのだが、自分の観た世界を世界のすべてとして語られても反応のしようもない。


なぜ、いま、この写真なのかという問いが必要ということだろう。