2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

コミュニケーションを断絶しようという意志

芸術は呪術である。人間生命の根源的混沌を、もっとも明快な形でつき出す。人の姿を映すのに鏡があるように、精神を逆手にとって呪縛するのが芸術なのだ。ところで理解することを、あくまでも拒否することが、また芸術の本質である。たしかに芸術家は己の世…

サンタクロオスにもらふなら ほんとに火のつくハヴアナがいいな。

街上比興 高村光太郎 蹉跌は証だ。 真なるものは必ず蹉跌す。 蹉跌の深みに転落せぬもの、己はそいつの友ではない。 君見たまへ此のおもちや屋の葉巻の灰は崩壊しない。 サンタクロオスにもらふならほんとに火のつくハヴアナがいいな。

教養としての写真全史 鳥原学

教養としての写真全史 鳥原学 ちゃんと読めばいいことや新しいことが書いてあるのかもしれませんが、読む気がしません。 アマゾンを見ると同じような本を短期間で出されているようなのはお商売なのでいいとしても、教科書としてみてもまとまりのなさや方法論…

勾配  

勾配 森川義信 非望のきはみ非望のいのちはげしく一つのものに向つて誰がこの階段をおりていつたか時空をこえて屹立する地平をのぞんでそこに立てばかきむしるやうに悲風はつんざき季節はすでに終りであつたたかだかと欲望の精神にはたして時は噴水や花を象…

映像世界 最終章 (再掲載)

映像世界 最終章 スーザン・ソンタグ 映像世界とは70年代を中心とした映像の時代のメディア論として読んだが、その中ではカメラなどの道具と、表現メディア(媒体)としての写真のかかわりなども様々な角度から取り上げられている。 また、この本には「引用…