神道という訳の分からないものを読んでみる。
仏教伝来以降の神道の歴史を記述した本。
後の方になるとなんだかイデオロギー的なにおいが強くなってくるように感じますが、神道思想がいかに構築されていったかが分かるように書かれていて、参考(なんのだ)になりました。
室町時代に成立し、江戸時代には神道界の頂点に立って全国の神職を支配した吉田神道は、そうした新宗教としての神道の典型である。p117
何がテーマなのかがよく見えない本。
様々なトピックはあるものの、それがどう関連付けられているのかがよく分からない、宗教学者ということでデータはいろいろおお持ちなんのでしょうが、それが生かされているいるようには見えませんでした。
お仕事で書かれているのは致し方ないとしても、神道の概略を知るために読まれることが多いと思われる新書としては、まとまりが悪く役に立たないものだと思いました。