2024-01-01から1年間の記事一覧

巡りあえない時もある

アダム スミス 水田洋 最初の経済学者と言われるアダム・スミスの評伝。 一般常識的な知識を得たいと思って読み始めましたが、要領を得ない文章がだらだらと続く感があって読みにくいのと、多数ある引用も素人が言って申し訳ないのですがあまり的確になされ…

カントとアラーキーの本 

カント 貫成人 カントの考えたことのあらましを知ることのできる本。 カント独特のことば、例えば悟性やらアンチノミ―をわかりやすく解説されていたり、なぜ三大批判書があり、それぞれの役割・内容と流れが分かりやすく概説されており、カントの著作に取り…

神道を読む 2

神道を読む 2 神道入門 新谷尚紀 読む必要のない本。 民俗学者ということで、庶民から見た神道、言い換えれば氏子や信者さんから見た神道とはいかなるものかというのは霧の中で、大いなる期待外れ。 歴史的背景も良く書かれておらず。この本を読んでも、神…

神道を読む

神道という訳の分からないものを読んでみる。 神道の逆襲 菅野覚明 再読 仏教伝来以降の神道の歴史を記述した本。 後の方になるとなんだかイデオロギー的なにおいが強くなってくるように感じますが、神道思想がいかに構築されていったかが分かるように書かれ…

私は吉本隆明ファンだったのかもしれない

私は吉本隆明ファンだったのかもしれない 隆明だもの ハルノ宵子 クールな筆致で描かれた吉本家のファミリーヒストリーのような本。埴谷雄高さんが徘徊老人になり、吉本さんも糖尿病や老化が進行して行きお亡くなりになって、昭和も遠くなりました。 民衆や…

高田渡を読んでみた

高田渡を読んでみた 個人的理由 高田渡 歌詞を集めたものではなく普通の詩集です。二十歳前後の若いころに書かれた詩を編集した詩集ですが、あまり惹かれるものはありませんでした、自転車に乗って等の歌詞はいい感じなので、晩年に詩作されたものを読んでみ…