2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

現代アート写真原論 後藤繁雄ほか

現代アート写真原論 後藤繁雄ほか まず、中心となっているのが、3人の賢そうな対談(世間話)と、3本のエッセイであるにもかかわらず、タイトルをその時代のスタンダートな理論(写真にそんなものはない)を示すであろう原論と名づけるのは知的欺瞞ではない…

月並み写真万歳⁉

ついつい月並み写真の何が悪いと、居直りたくなるのですが、ここで子規の月並み俳句に関する話を読むと、さすが子規、月並み写真でええやんとは言えなくなりました。 月並み俳句に関して子規が語ったこと 1・感情に訴えずに知識に訴えようとするもの。2・…

ドキュメンタリー写真のパイオニアとしてあなたとカルティエ=ブレッソンがよくあげられますが、そういった呼ばれかたに対しては、どうですか

ドキュメンタリー写真のパイオニアとしてあなたとカルティエ=ブレッソンがよくあげられますが、そういった呼ばれかたに対しては、どうですか。 自分のことを報道写真家だとか写真記者だとかとはおもわない。なぜなら、新聞社の仕事で時事的な興味のある写真…

あなたの写真には直感的なものがあります。そうは思われませんか

あなたの写真には直感的なものがあります。そうは思われませんか。 制作するときはいつも瞬間の命ずるままに動く。感じたことを行動に移す。それがいちばん大切なことだ。見るだけならだれにでもできるが、見通すことはそうはいかない。私は計算したり考えた…

写真は記録だと思われますか。それとも芸術作品なのでしょうか

写真は記録だと思われますか。それとも芸術作品なのでしょうか。 私は愛情をこめて写真を撮る。だから、芸術作品をつくろうとしていることになる。けれど、まず、なによりも自分のためにつくっている。それがいちばん大切な点だ。その結果が芸術作品になれば…