なぜ人はいい写真が分かるのだろう

 

なぜ人はいい写真(好きな写真でも何でもいいよ)が分かるのだろう。


写真趣味や特に写真にこだわりを持っていない人であっても、写真の様々な違いがわかるのは確かなようだ。


たとえば私の撮った写真とティルマンスの撮った写真を並べて、どちらかをあげると言われたら、たぶん多くの人がティルマンスを選ぶだろうと思う。それはなぜなんだろう。


むろん写真そのものが持つ力が違うということが誰にでもわかるということなんだけれど、それは生まれつき誰でも持っている能力が判断するということなのかどうか。


ティルマンスの緊張感のある画面構成は様々なトレーニングによる部分も大きいだろうが、もともと持っているセンスもあるだろう。


写真を見る人のセンスとティルマンスのセンスが合わさって、主観的ではあるが普遍性も持つ判断がなされているということかも知れない。


ところで写真にセンスはいるのかいらないか、どっちなんだということでおしまい。