2018-01-01から1年間の記事一覧

シャーマンの詩

写真は神崎川の源流です! シャーマンの詩 ナバホ族 おれは恥ずかしい この大地の上でおれは恥ずかしい この大地の下でおれは恥ずかしい この夜明けのまえでおれは恥ずかしい この宵闇のなかで おれは恥ずかしい この青空の下で おれは恥ずかしい この太陽に…

最後の親鸞 吉本隆明

最後の親鸞 吉本隆明 田川健三さんの「思想の危険について―吉本隆明のたどった軌跡」を再読するために、テキストとしている「最後の親鸞」を読んでみた。田川さんのテキストクリニックを読むためには、テキストそのものを読まない訳にはいかないので読んでみ…

判断を放棄するのは難しい

今日は写真三昧の一日だった。自分の撮った写真と、人様の写真を大量と言い得るほどの量を見た。自分の写真は選択するために見たのだが、どのような基準で選んでいるのかは、いつもの様に判然としない。むろん選んでいるのだから判断している訳だが、それが…

フーコー入門 中山元

フーコー入門 中山元 ご本人のテキストを読んだ後で、その著者への入門書を読むのはなかなか趣が深い。そして、あとから読んでも役に立つのがいい入門書!この本に関しては、フーコーの代表的な著作からアプローチされているのだが、なんだかよくわからず、…

批評

批評とはけなすことや順位をつけることではなく、その作品と対話すること、もしくは考えることなんだろう。

何か無視できないもの

それを好もうと嫌おうと、何か無視できないものがその中にあるのを感じさせるのが良い写真だ ジョン・シャーカフスキー そりゃあそうだけれど、何かとはなんだんだろうというアプローチがなければ評論として成り立たないし、面白くもない。じゃあー、お前の…

自分自身の写真

自分自身の写真とはつまるところ、自明と思われていること、一般的真理と思われていることの表皮をはぎ落すこと。 フーコーさんは仕事と言っています。 出典は忘れました。

カメラは意識の拡張

メディアはマッサージである 影響の目録 マーシャル・マクルーハン他 あらゆるメディアは人間のなんらかの心的ないし、身体的能力の拡張である。 ………は足の拡張である書物は眼の拡張………衣服、皮膚の拡張………電気回路、中枢神経系の拡張 感覚知覚の比率が変わ…

ギャラリー・アビィさんの「写真の印象、展4」にことよせて

https://blog.hatena.ne.jp/tiheisen1839/tiheisen1839.hatenablog.com/edit#wysiwyg 写真の印象、展4 2018年11月21日(水)~11月25日(日) 12:00~19:30 / 入場無料 / 月曜休廊 タイトルとキャプション 広告写真にはタイトルがない。これは広告する商品その…

方法とは

わたしは花火師です ミッシエル・フーコー 再読しました。フーコーの仕事の方法論の一端がうかがわれる文章です。少し長いですが一部を引用させていただきます。 わたしはいわば砲兵(花火師はだめだろう)です、わたしが作りだしているものは、結局のところ…

美術の解剖学講義 森村泰昌

写真関連の本 5. ★★★★☆ 美術の解剖学講義 森村泰昌 写真に興味がある人と、美術に興味のある人のどちらもが楽しめます 写真に関するものではアーネスト・サトウとの交友録と,カルチェ・ブレッソンの写真をネタにした、本格的構図論などがあります。 また実…

写真  谷川俊太郎

写真関連の本を読む 4. 写真 谷川俊太郎 数少ないプロフェッショナルな詩人の谷川俊太郎さん。プロフェッショナルとはそれで生計を立てているとということだけではなく、トータルに詩人であるということ。好きなタイプの詩ではないが、ときどき眼にする作品…

写真作法 土門拳

写真関連の本を読む 3. 写真作法 土門拳 ★★★☆☆ 写真コンテストなど、写真が盛り上がっていた時代につくられた、アマチュア写真家を対象としたレクチュアーを中心にまとめた本。写真も文章も真剣勝負な土門拳さんのストレートな文章は、今読んでも新鮮さを…

写真の謎 「野良猫を尊敬した日」所収  穂村 弘

写真関連の本を読む 2. 写真の謎 「野良猫を尊敬した日」所収 穂村 弘 ★★★★☆ とても短いものだが、かなり強烈な時代意識を持っていないと書けない文章だと思った。 「毎日を生きる上では不都合極まりない、そんな(無垢な)眼差しを束の間得ることに、我々…

現代写真論 新版 シャーロット・コットン

写真関連の本を読む 1. 現代写真論 新版 シャーロット・コットン ★★★☆☆ ピックアップされた写真、というより写真家に添えられている文章は、情報というより表層的なインプレッション(ただの感想)なので、その写真をより深く読むためのガイドとしては役に…

お知らせとお詫び

はてなダイアリーを過去の記事も含めて消してしまいましたので、はてなブログで新しく始めさせていただきます。 今まで見に来ていた方々には、過去記事が読めない等、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。