2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

写真の四福音書 の章を読む

写真の四福音書 この章のタイトルは写真の伝道者のことなのだろうか、それとも教会システムならぬ、写真システムを作り上げた人たちととそのシステムいうことなんだろうか。 写真が確立されたものに成ってゆく過程、言い換えれば写真における美術館システム…

ポケットフォトシリーズ

ポケットフォトシリーズ このシリーズはどうやら12冊(12人)で終わってしまったようだ。印刷も編集も今一つだが安いし、写真作家の概要を知ることができるのはいいことだ。 みなさんご存じの方ばかりではありますが、一行コメントをつけておきます。 ルイ…

視覚のヒロイズム の章を読む。

視覚のヒロイズム アルフレッド・スティグリッツは1893年2月22日、彼の有名な写真「冬の五番街」を撮ろうとして、「ここぞという瞬間を待つて吹雪の中を三時間も立ち尽くしたと、誇らしげに報告している。ここぞという瞬間は事物(とりわけだれでも眼…

喪の日記  ロラン・バルト

喪の日記 ロラン・バルト 「明るい部屋」への長い長いイントロダクション‼ バルト死後30年たって刊行された本。 11月10日「がんばって」と人は言う。だが、がんばる時とは、彼女が病気で、私が彼女の苦痛や悲嘆を見ながら看病していて、そして気づかれな…

メランコリーな対象  のチャプターを見る

メランコリーな対象 のチャプターを見る 昔読んだときはシュールレアリスム(特にオートマチズム)と写真を結びつけて考えているのはさすがだなぁと思ったかすかな記憶があったが、読み返してみるとちょっと違うようだ。 どうやらシュールレアリスム関連の話…

ブローティガン東京日記

ソンタグ第3弾を書いたのに、pcから消えた。仕方がないのでブローティガンの詩をアップさせていただきます。気力が出れば「写真論」第3弾もやり直します。 ブローティガン東京日記 福間健二訳 不動産 自分を読む新聞のような 感情がぼくにはある つづけて…