神道を読む 2
神道入門 新谷尚紀
読む必要のない本。
民俗学者ということで、庶民から見た神道、言い換えれば氏子や信者さんから見た神道とはいかなるものかというのは霧の中で、大いなる期待外れ。
歴史的背景も良く書かれておらず。この本を読んでも、神道というよく分からない宗教へのとっかかりも持てないだろうと思いました。
ただ、この新書でよかったことは、解説がまったくないものの参考文献一覧があることくらい。
神道入門 井上順考
神道の概略を知るためには最適な本。
古代神道の歴史から戦後の混乱期以降までの流れが、無駄な記述もなく、コンパクトにまとめられており入門書として優れた本だと思いました。
また、新宗教に詳しい著者であるため、神道系新宗教の概略も知ることができてありがたいです、もっともこの本(だけではない)も天皇と神道の関係に踏み込めないのは致し方ないことなのかもしれません。