フレーム

 

カメラ君とデジおじさんの対話


カ 次は「フレーム」です。では好きなことを語ってください。


デ 前の「細部」と「フレーム」は同じような気もしますが、まあ ええええがなのこころで行きます。


シャーカフスキーさんは自然や街には枠はなく、写真家はそれを自分のものとして作り出す存在だと言っているような気がしました(あやふや)。


カ それは写真は選択の芸術であるというようなことと、何か違うのですか。


デ 同じです。人間の眼は機械的なズームレンズのような働きはしませんが、意識がズーミングして好みの視野を選択します。


ぼんやりと見ているときの人間の視野は200度位だそうで、普通はあまりモノを見ていない(集中して見える範囲は30度程度?)そうですが、写真家の要件は集中して、意識してみることのだということのようです。


カ 具体的に「フレーム」はどう作るのでしょうか。


デ 基本的には絵画のキャンバスは規格サイズ(大きさ縦横の構成比など)がないそうですが、写真はフイルムの規格にとらわれているようで、それがデジタルが主流となっても続いているのか決まったフォーマットのものが多いようです。


写真はカメラがないと写せない?ので、そのファインダーやディスプレイに慣れ過ぎて、斬新なフォーマットに違和感を感じることが多いのは確かですが、皆様方にはフレームに関する様々なチャレンジをお願いしたいところです。