無名性の中に

〇たとえば教科書に載っているみんなが知っている詩歌と同じような写真があるのかどうか気になったので、ネットで探してみた。


・15分程度(飽きた)で、検索ワードもええ加減なものなので、ほぼヒットなしであった。ベッヒャーの画像があったが、詳細はわからない。


〇 柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 のような、多くの人が知っている俳句のような写真はあるのだろうか。


・有名な写真家ベスト10のような記事はたくさんあるが、有名写真ベスト10のようなものはないようだ。値段の高い写真べスト10のような面白い記事はある。


・メディアとしての写真の特性のためか様々な文脈の中で出てくる写真はたくさんあるが、そのような写真はほとんどの場合無名性のなかにある。

それは犬という言葉を検索したときに三沢の犬が出てくることはまあないと言ったことだ。


〇何が言いたいのだ


・いま私たちが見ている有名、無名の写真や私の撮った写真は時間とともに記録をはじめとする無名性に収斂・解体してゆくのだろう。


だから、今ここで自分の写真(個性的とか、いい写真とかそんなことではないよ)を撮ろうということ。