写真関連の本を読む 3.
写真作法 土門拳 ★★★☆☆
写真コンテストなど、写真が盛り上がっていた時代につくられた、アマチュア写真家を対象としたレクチュアーを中心にまとめた本。写真も文章も真剣勝負な土門拳さんのストレートな文章は、今読んでも新鮮さを失ってはいません。
写真は沢山撮らなければならぬ(一部抜粋)
一枚の写真の上にアマチュアもプロもない。もしアマチュア諸君が、本当にいい写真を撮りたいと思うなら、結局プロの方法論を方法論とするほかはない。まず、沢山撮ることから始めることである。ぼくがアマチュア諸君に、第一にすすめたいことは、一つのモチーフに喰い下がって、何枚も何枚もたくさん撮れということである。P75