ギャラリー・アビィさんの「写真の印象、展4」にことよせて

https://blog.hatena.ne.jp/tiheisen1839/tiheisen1839.hatenablog.com/edit#wysiwygf:id:tiheisen1839:20181122204800j:plain

写真の印象、展4

2018年11月21日(水)~11月25日(日)
12:00~19:30 / 入場無料 / 月曜休廊

タイトルとキャプション 

広告写真にはタイトルがない。これは広告する商品そのものがタイトルだから、その表現媒体にタイトル(お題目)を付ける必要がないからなのです。
その代わりに多くの場合キャプションが付けてあります。これはより商品(の効果や効用)を詳しく顧客に伝えるためには欠かせない情報だからです。

ふつうの写真は、写真そのものが、さまざまなことを語っているわけですから、タイトルはともかく、過剰なキャプション(説明)は蛇足となることが多いように思えます。

シンディ・シャーマンの「Untitled」シリーズのように、写真そのものがコンセプトであり、タイトルであるとすることは、写真表現においては、正統的なものだと言えるのではないでしょうか。 

写真と言葉はいつも綱引きをしているのですが、言葉のパワーに引きずられないように、写真はさらにパワーアップしなければならないようです。