写真を紡ぐキーワード１２３ 大和田良
参考図録を見ると書籍からの引用という形で著作権をクリアーする教科書としての編集をされているようなので、学生さんに向けての書籍であることは間違いないでしょう。
そして、内容的にも教科書的としか言いようがありませんが、新しいだけにトピックも新しくなっているし、機材・人物(写真家）・表現をなんとかまとめて一冊の本にしょうとされているのが見えるのはいいところだと思います。
ただ、教科書として不満は50音順でただ並べてあるだけの文献案内で、時代や内容のセレクトもなぜ、そうなっているのかがよくわからず、また、現在手に入れにくい本もあるように思いますので、初学者向けであるならば、せめて一行程度の解説があれば親切なのではないでしょうか。
