いまーここ

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写真を眺める者はそこに、現実がこの写真の映像としての性格にいわば焦げ穴をあけるのに利用したほんのひとかけらの偶然を、<いまーここ>的なものを、どうしても探さずにはいられない。


写真小史 ウォルター・ベンヤミン  p16


写真は写された時のイメージを固定化することによって、その時にあった何ものか(心の状態やなんやら)を写し出してしまうことがあるということなのだろう。