映像の歴史哲学 多木浩二 今福龍太編

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映像の歴史哲学 多木浩二 今福龍太編


講演集ということで、読めるというのがありがたい。まあ、文章は読めるのだが、この講義で著者が何を言いたいのかがわかるわけではない。モノを知っていることだけでよかった時代の、例えばこの人(思想)を日本に最初に紹介した、この外国の本を日本に紹介したのは私だ、てなことばかり言っていた林達夫さんと同じような種類の知識人なんだろうと思う。
私が写真を見たり、文章を読んだりするのは発見したい・驚きたいためなので、岩波書店とのきずなはあっても、新しい解釈や著者なりの解釈もなにもない人名やことば(思想ともいえないもの)の陳列台(内容がないよう)だけ見せられてもどうしょうもないので、途中ですが読むのをやめました。