<生命>とは何だろうか 表現する生物学・思考する芸術 岩崎秀雄

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<生命>とは何だろうか 表現する生物学・思考する芸術 岩崎秀雄


前半は普通(多分)の現代生物学入門でした。
後半の生命美学という聞きなれないキーワードで語られる部分は、おそらく著者が制作されている生物美術作品(バイオアート)の自己解説とアピールなのでしょうが、いろいろ言葉を連ねてられているにもかかわらず、結局のところ生物学と美学等の関係性などはなにが言いたいのかよくわかりませんでした。まあ、美しい数列などと同じように、顕微鏡で見える世界が美しかったというようなことを、「生命美学」というものにでっち上げようとされたのだろうと推測しますが、もっと単純でいいいのではないかと思いました。