BRUTUS 決闘写真論

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BRUTUS 決闘写真論


大型カメラを使う場合、あらかじめ頭の中で画を完全に作り上げておかないと撮れないからです。私の場合、セッテイングの前にはすでに写真が決定しているのです。スティーブン・ショア P21


まあ、この雑誌全体を見れば決闘ではなく、なれ合い写真論なんですが、なれ合いも嫌いではないので、森村さんに倣っていえば、「まあ、ええがなのこころ」といったところです。


ただ、写真の場合テンションの低い作品では人の眼を惹きつけるのはかなり難しく、意識的に撮らないと成り立たないことが多いのではないでしょうか。たとえば、梅佳代さんの「緊張と緩和(笑いのツボ)」の写真も結果的に自然天然に見えるとしても、そこらへんをきっちりされてシャッターを押しているから面白い写真になるのだと思います。