写真史

f:id:tiheisen1839:20190208182138j:plain

4)写真史 

〇「写真のアルケオロジー」 ジェフリー・バッチェン 2010年

ねばり強い思索と歴史的探索で、人はなぜに写真を撮る(創りだす)ことに、情熱を注いだのかを、写真家が科学者や化学者だったころから検証した、一本道ではなかった、錯綜した写真前史を教えてくれる本。

 

〇「トポグラフィの日本近代」 佐藤守弘 2011年 青弓社

バッチエンさんの方法論による日本写真史へのアプローチであるとともに、日本人がいかに写真を受容していったかという精神史でもある。オーソドックスな学者さんらしい文章だが、読みにくさはない。戦後バージョンまで読みたい。

 

〇「日本芸術写真史」 西村智弘 2008年

新しい切り口などはなく、読んで楽しくとはいえないが、基本データとしてまとまりがよいのでピックアップ。日本社会写真史が書かれるならば、どんな容量になるのだろう。