うまく撮れたと思える写真を集めても力のあるブックにならない不思議。
うまく撮れたと思える写真を集めても力のあるブックにならない不思議。
私はこの写真をこう読んだ(解釈した)とは言えるかもしれないが、こうすればもっと魅力的なものになるのではないかといった、クリティカルなことを言うのは難しい。
何を撮ってもちょつと違う写真にしてしまう人がいる
素晴らしいとは思うが、まあ才能はなくとも
シャッターを押すのは楽しいからいいのだ。
変身の歌 スー族 金関寿夫訳
おれは自分のことを狼だと思っていた
けれど暗くなってフクロウが鳴き出すと
おれは夜がこわくてたまらんのだ
これは森山大道さんへのインタビュー本(あとがきに対話を終えてと書いてあったけど、これは対話ではない)なんだろうと思うが、インタビュアーがしゃべり過ぎて読みにくい本になっている。だれもインタビュアーさんのどうでもいい話なんぞ読みたくもないということだ。
森山さんの話はいつも通り面白く、興味深いものなのだが、森山さんは隠すことなく自ら語ってくれる人だから、インタビュアーは抑え気味(その業界に精通しているなどは当たり前のことだ)でいいと思った。
おまけだが、少し前だが「フランシス・ベーコンインタビュー」、「クリスチャン・ボルタンスキー可能な人生」という二冊のインタビュー本を読んだが、とてもよかったので、ぜひどうぞ。
せっかくだから、もっと軽くシャッタを―押そう。