つまみ食い的なものが多く内容の薄い美術雑誌の写真特集ですが、森村泰昌さんが中心となって構成されていることもあって、特集記事の内容が充実しており、このころの森村さんの文章がまだ面白かったこともあいまって(美術の解剖学的講義に同じような文章があります。)*読みでがありました。
この特集の中ではアーネスト・サトウさんの奥様である佐藤 年さんへのインタビューが、その端正な語り口と、ご夫婦のお人柄をうかがわせるエピソードがなんだかよくて、読めてよかったです。
*美術の解剖学的講義とインタビューから構成された文章だというクレジットが入っていました。そりゃあー似ているわけだ。