カメラ君とデジおじさんの対話

カメラ君とデジおじさんの対話


カ もう年なんだからちゃんと構図を考えたりしてゆっくり写真を撮られてはいかがでしょうか。


デ デジタルの恩恵でとてもローコスト(使えばいくらでも天井知らずなんでしょうが)に芸術活動ができるので、アホみたいにシャッターを押す私のようなタイプはやめられない止まらないということなんですが、考えて撮るのもありだと思います。


カ ビシッと決まった写真はいいもんだと思いますが。


デ 遠くの看板の文字が読めるような粒状感の高い写真もいいものだと思いますし、写真(カメラ)の歴史はいかに良く写るようにするかだったともいえるようです。
そして、大型カメラで撮って大伸ばしにした写真には粒状感だけではないオーラがあるように感じられます。と言ってもそこのところに私自身は写真の魅力をかんじることはありませんが、そのような写真もありだとは思います。


カ コンポジションに関してはどうなんですか。


デ 三角構図やらなんやら安定した構図はあるとは思いますが、それはそれで退屈と裏腹なものでしょう。傾きやずらすことなどの工夫をして、新鮮さを求めることはありでしょう。
ただ絵画やデザインとは異なり美しさが向こうからやって来ることの多いスナップ撮影では、あまり捉われるとシャッターチャンスを失う恐れも無きにしもあらずです。
自分のことを言えば写したいものを真ん中に置く日の丸構図(おまけにパンフォーカス)ばかりで、構図を考えることはほとんどありません。
確かに緊張感の高いピリピリするような写真を撮るティルマンスブレッソンも若い時に画家のトレーニングされていたことようですし、コンポジションの鍛錬は写真を撮る役に立つものだと思います。


まとまりのない話ですが、続きます。