〇『写真論-その社会的効用』 ピエール・ブルデュー
社会学的分析テクニックによって、社会と写真を結ぶものを浮かびあがらせる。当たり前だが、写真家だけが写真を撮ったり、見たりするのではないということで、写真を取り巻く社会(世間)を視野に入れた写真研究。
〇「明るい部屋の謎」 セルジュ・テイスロン 2001年
精神分析学(よくできているが、いつまでも証明されない仮説)的方法で、写真にアプローチしたへんてこな著作。
バルト家のファミリースタディになっているので、バルトさんに興味のある人にとっては面白い本。
〇写真家の本
結構、さまざまな写真家の方が本を書かれていますが、私にとって面白かったのは遅れてきた文学青年「森山大道」さんの、初期の著作である「犬の記憶」などです。